コンサバ、カジュアル、様々なファッション好きから支持されているセントジェームス。丈夫な素材感、伝統的な形、多彩なカラー展開が、支持の理由でしょう。また、大きめなサイズ感で楽しむスタイルも定着しています。今回は、特にセントジェームスの豊富なカラー展開にスポットを当ててお話ししていきます。実際に、店頭やネットショップでご覧になった経験のある方なら、お分かりかと思いますが毎シーズンのように新しいカラーも追加されて、定番カラーやボーダーの配色まで合わせると膨大な数になります。正直なところ目移りして、どのカラーを選んだらいいのか分からなくなってしまうといったケースをよく見かけます。特に、最初の一着を選ぶ方にとっては、そのチョイス次第で、買ったけど使いにくいとなってしまいます。今回は、私の販売経験から最初の一着選びで失敗しないカラーをご紹介していきます。
［セントジェームスとは？］
セントジェームス＝バスクシャツというイメージがありますが、その起源は１６世紀まで遡ります。スペインのバスク地方の船乗りが着用していた伝統的な手編みセーターがその原型と言われ、視界が悪い状態で周りの船や船員同士の見分けをつける為に、目立つボーダー模様が定着しました。
ブランド名のセントジェームスはフランス北部のノルマンディー地方にある小さな街です。近隣には観光地としてだけでなく、良質な羊毛の産地としても知られるモンサンミシェルがあります。このモンサンミッシェルは、セントジェームスの製品のタグにも記されています。
モンサンミッシェルの干潟の牧草で育った羊からとれる良質の羊毛を使ったマリンセーターは漁師や船乗りたちに大変好評となりました。
この船乗り達のためのワークウエアが現在のセントジェームスのバスクシャツの原型となっているのです。その後、バスクシャツはファッションアイテムとして、芸術家のピカソやデザイナーのジャンポール・ゴルチェといった数多くのセレブに愛用され、世界的なファッションアイテムとしての地位を確かなものとしていきます。
知らなきゃ損する！セントジェームスの着こなし３パターンとは？
セントジェームス愛用者の８割が納得！サイズ感で変わる３つの着こなしパターン
１）ナチュラルベースのボーダー
カジュアル、アウトドアスタイルを好む方には、うってつけです。セントジェームスの中では、最もポピュラーなカラーリングとなります。生成りをベースに、ネイビー、ブラック、カーキグリーン、レッドといった配色はコーディネートしやすくおすすめです。デニム、チノパン、カーゴパンツとの相性が良く、ウォーム感があり優しい印象を与えます。マウンテンパーカーやカバーオール、アーミージャケットといったアウターにも好相性です。
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２）ホワイトベースのボーダー
シンプルな黒のパンツ、ワンウォッシュの細身なデニム、スラックスを履いたり、ジャケットのインナーで使いたい方には、ホワイトをベースにブラック、レッド、ネイビーといった配色がおすすめです。清涼感、清潔感を演出することができる上に、ナチュラルベースのボーダーに比べると、ハッキリした印象となりボーダーを際立たせる効果があります。シンプルなコーディネートの多い方は、入りやすい配色です。
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３）ナチュラル、グレー、ネイビーの単色
カジュアル、アウトドア好きの方にはおすすめのカラーです。ボーダーに抵抗がある、子供っぽく見えてしまうかも、といった方にはこのような単色が良いでしょう。スウェットやサーマル感覚で着用することができるので、普段着のボトムにチノパンやデニム、カーゴパンツの多い方には合わせやすいカラーとなります。また、アウターもマウンテンパーカー、カバーオールやアーミージャケットとの相性は良いでしょう。
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４）ホワイト、ブラックの単色
デザイナーズブランド、モノトーンのコーディネートの多い方には、おすすめのカラーです。ハッキリとしたカラーには、スラックスやブラック、ホワイト、グレーのカラーパンツなども相性が良いでしょう。また、ワンウォッシュのデニムと革靴でコーディネートしてみるといった具合に、汎用性がある点でもおすすめです。素材感やデザインがあまり強調されないカラーである為、異素材や個性的なデザインとのコーディネートにも使用しやすいカラーです。
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［まとめ］
ここまで、セントジェームスのカラー選びについて、大きく４つのパターンに分けてお話ししてきました。デザインの変更もなく、定番アイテムであるセントジェームスは、選ぶカラーによって印象がかなり変わります。是非、取り扱いのあるショップで試着して、販売員の意見も参考にしてみて下さい。自宅のクローゼットに入っているアイテムや、お気に入りのアイテム達が色のチョイスによって、また違う表情を見せてくれるかもしれません。自分のスタイルに合わせてバリエーション豊かなカラーの中から、しっくりくるカラーを選んでみてはいかがでしょう。
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