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購入前に知っておきたい!バブアーのオイルドジャケットの扱いが難しいとされる3つの理由

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バブアーのオイルドジャケットを、街中で着用している方を男性、女性に関わらずよく見かけるようになりました。バブアーのオイルドジャケットは、カジュアルにもフォーマルにも対応できる万能型アウターで、類似の製品も少なく、SNSをきっかけに女性を中心にしたブランド再発掘の流れに乗って、ここ数年で久しぶりに見直されつつあります。私自身も、バブアーのオイルドジャケットは愛用していて、再び脚光を浴びて着用する機会も増えてきました。唯一無二と言えるほど、オイルドジャケットにこだわった製品作りをしているバブアーですが、やはり取り扱いも他ブランドの通常のアウターでは考えられないほど気を使います。今回は、バブアーのオイルドジャケットの裏の顔、影の部分にあえて、切り込んだお話しとします。

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[バブアーとは]

産業革命によって、目覚ましい発展を遂げつつあったイギリス北東部にある、バブアー創業の地、港町サウスシールズには、多くの港湾労働者達が働いていました。1894年に、バブアーの創業者であるジョン・バブアーは、北海に近い極寒の地で働く労働者に向けて、風を通さないワックスドクロスを使った外套を製作して販売しました。こうして、スタートした事業はジョンの孫である、ダンカンの代で転機を迎えます。1920年代にヨーロッパの富裕層の間で広まったモーターサイクルレースで使用するジャケットの製作を行い、大変な評判を得ることになります。また、その防水性と耐久性に優れている点から軍への納品を依頼されます。さらに、その地位を確固たるものにした出来事は、1960年代の上流階級の余暇の過ごし方の一つであったカントリーサイドでの活動に使用するカントリージャケットの製作でした。ビデイルジャケットは、カントリーサイドの乗馬用に使用され、英国王室御用達のブランドとして、ロイヤルワラントの栄誉を授かります。今では英国を代表するブランドとして、世界中にファンを獲得しています。

1)独特のオイル臭とベタつき

バブアーの最大の特徴は、オイルを染み込ませたオイルドクロスによる製品作りです。創業当時に使用されていた獣脂に較べれば近年の製品は、かなり臭いを抑えたワックスに切り替わっており、ベタつき方も軽減されています。しかし、それでもこの臭いとベタつきが気になり着用しなくなってしまったという方も大勢います。インナーやバッグなどにオイルが付いて気になる人にとっては、あまりおすすめではありません。また、公共交通機関を使用する人も周りの迷惑になるかも、と着用を控えてしまうこともあるでしょう。このように、バブアーのオイルド感が苦手な方には、ノンオイルの製品も発売されているので、そちらで検討するのも一つの手となります。

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2)物足りない防寒性とずっしりとした重量感

防寒具としての、バブアーの性能は正直なところ物足りないの一言でしょう。元になる素材がコットンであることを考えれば、インナーに暖かいニットやスウェットを着用しなければならないでしょう。オイルを染み込ませて風の侵入を防ぎ、暖かい空気を外に逃さない効果がバブアーの防寒の考え方です。バブアーは、長く着用することによって、染み込んだオイルが抜けてきた際の生地のへたり方が味わいとなりますが、同時に防寒性は経年によって失われてくるという訳です。また、バブアーのオイルを染み込ませた生地は、試着をすれば実感してもらえますが、特に女性の方や、アウトドア、スポーツメーカーの軽いアウターに慣れた方にとってはかなりの重量感です。技術の進歩によって、軽くて温かい素材のアウターが溢れている中で、バブアーに機能性を求め過ぎるのは、あまりおすすめできません。

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3)保管とお手入れの難しさ

バブアーのオイルドジャケットは、クリーニングが出来ません。出来ることと言えば、襟や袖のリブの汚れを手洗いするくらいでしょう。また、春夏シーズンの間の保管にも非常に気を使います。バブアーのオイルドクロスは、常に湿った状態であることから、汗や皮脂を栄誉にしてカビが繁殖しやすい素材です。特に梅雨など湿気の多い日本の環境では、この現象が起こりやすいと言えるでしょう。また、他のアウターにオイルが付着したり、臭い移りすることがある為、衣類カバーを購入するなどして、保管しなければなりません。そうすると、より湿気がこもってカビが繁殖しやすくなってしまいます。定期的に風通しの良いところで陰干しと簡単に言いますが、オフシーズンになかなか気が回らないことが予想されます。また、オイルが抜けてくれば保温性と耐久性が失われるオイルドクロスは、定期的にオイルの入れ直しを行う必要があります。自分で、オイルの缶を購入して作業することは、かなり手間もかかります。
専門の業者に依頼すれば、当然コストもかかってきます。

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[まとめ]

ここまで、購入前に知っておきたいバブアーの弱点について、お話ししてきました。バブアーのオイルドジャケットは、雰囲気ある佇まいで、一度は着用してみたいアウターの一つですが、マイナスの面を知ることで、購入の参考にして頂けると嬉しく思います。私自身も、バブアーのジャケットは長年愛用してきて、デメリットについても充分体験してきました。しかし、それらをひっくるめてもバブアーを着てみたい、こんな着こなしでコーディネートしてみたいと、常に思わせてくれる魅力的なアウターであることは間違いありません。

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