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ツバキ文具店に学ぶスローライフ達成の為の3つのポイント

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私が小川糸さんの作品に出会ったのは、体調を壊し、自宅で療養していた時の事でした。家で読書でもしようと、近所の図書館に出向いて本を物色していて、目に飛び込んできたのが、実にホッコリしたイラストの一冊の本でした。
そのイラストを見て、しばらく帰っていなかった実家を思い出してついつい手に取り、"ツバキ文具店"という、ちょっと引き込まれるタイトルにも興味をそそられて、その場で読み進めてしまいました。会社勤めで疲れ果ててしまっていた私の心に、この作品は染み渡りました。
今回は、私のバイブルとも言える"ツバキ文具店"の作中で描かれる田舎や下町での素敵なスローライフに近づく為のヒントを作品から拾っていきます。

[ツバキ文具店のあらすじ]

鎌倉にある一軒の文具店で店主を務める女性が物語の主人公。折り合いの悪かった故人の祖母から、なし崩し的に引き継いだ文具店は、"先代"から代書屋としても知られており、ご近所さんの年賀状の宛名書きや、特別な相手への手紙を依頼人に代わって代筆することも生業にしていた。主人公の鳩子はこの代書業も同時に受け継ぐことになる。最初は、文具店と代書屋に対して否定的であった鳩子だが、依頼人の想いや地域の人々との暖かい触れ合いの中で、少しずつ前向きになっていく。そして、文具店を続ける内に先代の秘めた愛情に少しずつ気づき始めていく。鎌倉の情緒豊かな四季や、ゆっくりとした時間の流れが読者を物語に引き込んでいき、読み終えた後に気持ちが優しくなっていることに気付く。

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1)人とのつながりを大切にする

都会の喧騒や人間関係に疲れて、田舎に癒しを求めて移住するという人が増えています。作中には、ご近所の方や先代の知人、新しい友人やちょっと気になる人、お客さんなど様々な人物が登場して主人公と関わっていきます。作中にも、トイレや電話の音も筒抜けでひとつ屋根の下に一緒に暮らしているように錯覚してしまう、といった具合に田舎は都会では考えられないほど人と人の距離が近く、関わりを持ちながら生活をしていくしかありません。作品は鎌倉を舞台としたお話なので、完全な田舎という訳ではありませんし、主人公も鎌倉にルーツを持っていますので一概には言えませんが、それでも日頃の挨拶やお付き合いの仕方は、都会に比べるとかなり濃厚になります。人は一人では生きることができません。周りにいる人への感謝の気持ちや気配りは都会でも田舎でも変わらない人間としての大事な素養です。日頃からの人間関係を煩わしいと無下にせず、周囲の人達と丁寧に関わることがスローライフ成功の秘訣と言えます。

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2)地域で必要とされることを目指す

主人公が引き継いだ文具店は、地域に必要とされている場所です。この地域に必要とされるということも重要なポイントとなります。地域で必要とされる、認識してもらうには時間がかかります。主人公の場合には、長い時間をかけて店自体が町に溶け込んでいるのでスタート地点は違いますが、仕事を通じて地域と繋がりを深めていくことは同じです。時には、世間話に付き合うことも大事ですし、利益につながらない仕事や専門外のことも依頼されるかもしれません。作中でも依頼人からの成功報酬を鰻重で頂き、ぐっと関係が深まるエピソードもあります。地域のお祭りや清掃に積極的に参加したり、近所の困り事に耳を傾けたり、お手伝いをしたりといった積み重ねが、地域との信頼関係を生み出し必要とされる店や人となり、段々と時間をかけて地域に欠かせない場所が出来上がっていくのです。

3)ゆっくり流れる時間を楽しむ

とにかく忙しく慌ただしい都会と違って、田舎の時間の流れは実にゆっくりとしています。特に地域に根差した店、会社を経営することになればローカルタイムに慣れるのに時間がかかるかもしれません。なかなか昼ごはんの時間にならない、なかなか陽が暮れない毎日が続いていきます。しかし自然に囲まれ、四季を感じながら季節の行事を行い、季節の旬のものを頂き、日の出や日の入りの時間の変化を体感できる生活は、まさに人が人らしく生きる環境とも言えます。作品も鎌倉の四季を背景に進んでいきます。夏から始まる物語では、鎌倉の湿気たっぷり具合、鶴岡八幡宮の大祓が紹介され、近所のバーバラ夫人と素麺を食べたり、由比ヶ浜、サザンオールスターズなどの描写があり、秋には鎌倉を直撃する台風、冬にはご近所さんとの除夜の鐘、春には七草粥を食べてみたりと、様々な四季を折り込んだエピソードが詰まっています。このように当たり前の行事も、受取手の気持ち次第で特別なものになります。そこにあるものを楽しむ心が丁寧な暮らしの鍵になります。

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[まとめ]

ここまで"ツバキ文具店"の素敵な世界観に少しでも近づく為に大事にしたいポイントをお伝えしてきました。作品のように、上手くいくことばかりではありませんが、優しい気持ちで日々の暮らしを整えていくことが近道であると言えます。これは、人として当たり前なのですが忙しさにかまけて、忘れられている事かもしれません。都会に暮らそうが、田舎で暮らそうが変わることのない人間らしい優しさを伝えてくれる"ツバキ文具店"から見落としていた当たり前のことを実践してみてはいかがでしょうか。

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