雑貨

時間に追われている方必見!湯町窯のエッグベーカーを家で使ってみたら驚くほど活躍した3つの訳

スポンサーリンク

エッグベーカーという器をご存知でしょうか。小振りな丸形の陶器に、蓋と持ち手が付いたフォルムです。その名のとおり、卵を調理する器ですが、使い始めるとびっくりするくらい我が家の食卓には欠かせない存在となっています。このエッグベーカーは、バーナード・リーチらによる民藝運動によって日本に伝わった洋食器となります。私は、島根県を旅行で訪れたときにお邪魔した湯町窯で購入してから、ずっと愛用しています。今回は、あまり馴染みのないエッグベーカーという器についてお話ししていきます。

[民藝運動とは]

大正時代に、柳宗悦、河井寛次郎、浜田庄司、バーナードリーチらにより提唱された生活文化運動の総称です。当時の工芸品の多くは鑑賞用としての作品ばかりでしたが、柳らは無名の職工が作成する生活に根差した道具を民藝と名付けて、美術工芸品にはない美しさがあり芸術として光を当てました。用の美として、日常生活の中にこそ美しさが存在すると唱えます。そして日本各地の風土に根差した民藝には、それぞれに機能美とも言える美の価値があるとして、その伝統技法の保護、活性化に尽力しました。
急速な近代化が進む中、大量生産される工業製品のみを良しとする風潮に一石を投じました。

[湯町窯]

湯町窯は大正11年に開窯された布志名焼の工房です。昭和初期には、ニ代目の福間貴士氏が民藝運動に深い感銘を受け、実際にバーナードリーチらの指導を受けて、洋食器も手掛けるようになりました。リーチは、故郷の焼き物の釉薬とよく似た黄釉を使った湯町窯の作品を特に気に入って、何度も現地を訪れました。リーチの遺伝子を色濃く受け継いだ湯町窯は、現在も民藝運動を体現する製品を数多く生み出しています。地元のカフェでは、湯町窯のコーヒーカップが使われていたりと、地域に根差した物作りは、まさに民藝運動そのものと言えます。

1)火を使わずに調理できる

エッグベーカーは、陶器なので直火はもちろん電子レンジやオーブンにも対応しているのは嬉しいところです。忙しい平日の朝食タイムに、目玉焼きを作る手間を考えると、ゾッとします。しかし、エッグベーカーがあれば器にハムや、ベーコンを敷き卵を落としてレンジに放りこめば出来上がりとなります。フライパンをコンロで熱して油を回して、焼き上がったらフライ返しでお皿にとる。家族が多ければ、より重労働です。家族の人数分のエッグベーカーを用意しておけば、レンジの合間に身支度や他の事もできるでしょう。時短しながら、食卓が豊かになるのであれば、これほど素晴らしいことはありません。

フワフワ たまご 布志名焼 湯町窯 エッグベーカー 小

価格:4,675円
(2022/3/25 22:34時点)
感想(16件)

created by Rinker
¥5,610 (2024/07/27 01:45:05時点 楽天市場調べ-詳細)

2)料理の幅が広い

エッグベーカーで作る目玉焼きに、トマトやチーズなどを加えるだけでも、見た目や味にも変化が出ますまた、エッグベーカーは目玉焼きしか作れない訳ではありません。グラタン、アヒージョ、お粥、アサリの酒蒸し、茶碗蒸しやチーズフォンデュ、プリンなどレパートリーは数多く、少量を作りたいときなどにも適しています。特にポピュラーなレシピは、アヒージョです。アヒージョと聞くと、手間がかかるイメージですが、エッグベーカーに、海老や牡蠣などの魚介類とオリーブオイル、ニンニクを入れて、10分間オーブンレンジに投入するだけです。家で、一人分のおつまみ料理を作りたいときにも最適と言えるでしょう。

フワフワ たまご 布志名焼 湯町窯 エッグベーカー 大

価格:5,115円
(2022/3/25 22:38時点)
感想(19件)

created by Rinker
¥6,050 (2024/07/27 01:45:05時点 楽天市場調べ-詳細)

3)食卓にそのまま出せる

湯町窯のエッグベーカーは、器そのものに美しさがあります。片側についた持ち手が特徴的な洋風のデザインは、バーナード・リーチが足繁く通って指導をしたことが窺えます。丸っこく優しい形と、黄色のガレナ釉の色合いも美しく、スリップウェアと呼ばれる独特の模様は、調理に使う以外にも、ナッツを入れたり、と純粋な器としても活用できます。そんな湯町窯のエッグベーカーは和食、洋食を問わずに食卓を彩ってくれます。定番の目玉焼きをはじめ、様々な料理は、調理からあがった端からどんどん食卓に並べていけます。調理器具と、食器の両方に使えるということは、つまり食後の後片付けも楽になるという訳です。

伊賀土 目玉焼(伊賀焼・伊賀土鍋エッグベーカー)【取り寄せ】

価格:1,760円
(2023/3/19 23:33時点)
感想(5件)

やりたい事が見つからない人へ!リーチ先生に学ぶライフワーク3カ条

[まとめ]

ここまで、湯町窯のエッグベーカーの実用性についてお話ししてきました。かつて民藝運動で用の美が唱えられ、生活に根差した器具が持つ実用性に対する美しさが見直されてきました。私自身、以前は陶器はどこか浮世離れした存在だと感じていた時期もありました。しかし、いろいろな陶器、生活の道具に触れていくようになって、考えが変わっていきました。今回、お話ししてきた湯町窯のエッグベーカーは、その典型と言えるでしょう。器としての魅力を持ちつつ、実用性に富んだこの器は我が家の生活には欠かせないアイテムとなっています。今回のお話しで、興味を持ってくれた方には是非一度エッグベーカーを実際に使ってみることをおすすめします。きっと満足してもらえると確信しています。

FavoriteLoadingAdd to favorites

スポンサーリンク

-雑貨

© 2024 はうまぬ Powered by AFFINGER5